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バルテス・モバイルテクノロジー、VMVerseを活用したVR開発事例を公開

バルテス・モバイルテクノロジーは、同社が提供するメタバースプラットフォーム「VMVerse(ブイエムバース)」の新潟県佐渡市における開発事例をウェブサイト上に公開いたしましたことをお知らせいたします。

URL:https://www.valtes-mt.co.jp/result/sado-goldenmetaverse.html

佐渡市では、2024年7月に世界遺産に登録された「佐渡島の金山」について、より多くの人に歴史や文化に触れてもらうために、メタバースという新しい手段を用いた取り組みを開始しました。メタバースを通じて、国内外の人々に佐渡の魅力を伝え、観光促進や地域活性化を図る狙いがあります。

佐渡市が募集していた「メタバースを活用した『佐渡島の金山』の新たな魅力発信コンテンツ制作による佐渡ファン獲得事業」に、VMTが提供するメタバースプラットフォーム「VMVerse」が採択され、メタバース空間「江戸時代の佐渡にタイムスリップメタバース」が2024年12月にフルオープンとなりました。

 

■「江戸時代の佐渡にタイムスリップメタバース」とは

「江戸時代の佐渡にタイムスリップメタバース」は、仮想空間で江戸時代の佐渡を再現したメタバース体験です。このメタバースでは、江戸時代の佐渡の街並みや金山坑道を3Dで再現し、ユーザーがVRゴーグルやPC、スマホを使ってその時代にタイムスリップしたかのような体験ができます。また、ユーザーのアクションによって隠された仕掛けが発動するなど、インタラクティブな要素も盛り込まれています。さらに、メタバース内での「投げ銭機能」を通じて、収益を佐渡の文化財の保全・活用に充てる仕組みも備えています。

※「江戸時代の佐渡にタイムスリップメタバース」:https://sado-goldenmetaverse.net/

 

■現地にエンジニアが赴き、ユーザー参加促進のための取り組みを模索

VMTは「江戸時代の佐渡にタイムスリップメタバース」構築において、下記のような取り組みを行いました。

  • コンテンツ制作のためにエンジニアが佐渡島まで現地調査に赴き、江戸時代の金山の採掘技術や精製工程などをヒアリング。
  • 絵巻物を元に3Dデータを起こし、コンテンツ制作を高速化・かつユニークな世界観として表現。
  • VMVerseのコミュニケーションや決済機能で、メタバース空間への没入したまま投げ銭で文化財保全を手軽に応援できる仕組みを提供。
  • 開発者と自治体担当者とで密接なコミュニケーションを取りながら開発を推進。

エンジニアが実際に佐渡島を訪れ、江戸時代の金山の採掘技術や精製工程について、関係者からヒアリングしました。また、絵巻物などの史料を基に3Dデータを制作しました。これにより、より正確でリアルな江戸時代の佐渡の情景をメタバース空間に再現することが可能になりました。

また、VMTのメタバースプラットフォーム「VMVerse」のコミュニケーション機能や決済機能を活用し、ユーザーがメタバース空間内で投げ銭をすることで、手軽に文化財の保全を支援できる仕組みを提供しました。

開発期間中は、開発チームと佐渡市担当者との間で定例会議を設け、密なコミュニケーションを図りました。これにより、開発の進捗状況を常に共有し、課題や変更点にも迅速に対応することで、プロジェクトを円滑に進めることができました。

 

■VMVerseで構築したエリアの紹介

第1弾 金山坑道内部エリア – 金を知る

「金山坑道内部エリア」は、400年前のゴールドラッシュ時代の佐渡の金山坑道を自由に探索可能なエリアです。3D音源による採掘体験や、音声ガイドによる詳細な解説など、メタバースに触れていただいた方がその場にいるかのような臨場感あふれる体験を楽しめるよう様々な演出を開発・提供しました。

 

第2弾 京町エリア – 暮らしを知る

金山と佐渡奉行所を結ぶメインストリートである京町通りを再現した「京町エリア」では、当時の佐渡の人々の暮らしを垣間見ることができます。当時の情報や資料が少ない中での表現方法について非常に苦労しましが、開発者が直接現地調査を重ね、現地のガイドの情報などをもとに当時の様子を可能な限り再現しました。

 

第3弾 奉行所エリア – 佐渡奉行を知る

江戸時代の「佐渡奉行所」では、司法・行政だけでなく、金銀を精製する「寄勝場」の機能も併せ持っていました。この奉行所エリアでは、ゲーミフィケーションを取り入れたインタラクティブな体験を楽しむことができます。また、別のエリアのある行動をトリガーにイベントが発動するなど、楽しみながら佐渡の歴史を学べるような工夫を取り入れました。

 

メタバースプラットフォームVMVerse(ブイエムバース)について

VMVerseは、Web上で魅力的なバーチャル空間を提供可能な、VMTが開発したメタバースプラットフォームです。BtoBtoCのプラットフォームとしてバーチャルイベントの主催・出展・来場管理やバーチャルショッピングモールなどを、VRデバイス・PC・スマートフォンのブラウザで利用可能です。

VMVerse:https://www.valtes-mt.co.jp/vmverse/

▶特長1 BtoBtoC向けに作られたシステムで、ビジネス利用・個人利用いずれも対応可能

メタバースプラットフォームとして主催者と来場者の2者間だけでなく、ショッピングモールの主催者、出品店舗、購入者や、イベントの主催者/出展社/来場者といった3者の管理機能を搭載しており、多様なビジネスで利用することができます。

▶特長2 外部インターフェースで、決済機能やマーケティングツールとの連携が可能

標準搭載されたバーチャルショッピングモールパッケージでは、外部決済サービス(Stripeなど)との連携が可能です。使いやすい画面でクレジットカード決済を安全に利用することができます。また、高度なセキュリティ対策を導入しており、SSL暗号化や不正検知システムなどによって顧客のデータを保護します。

▶特長3 リアルな質感と高画質な3Dデータを利用可能

VMVerseは、フォトグラメトリなどの技術を活用して、リアルな3Dデータを作成します。質感やテクスチャをリアルに表現することで、ユーザーは没入感と臨場感のあるメタバース体験を享受できます。

さらに、iPhoneにも搭載されているLiDARスキャナとBlender等の3DCGツールを使うと誰でも写実的な3Dモデルが作れ、バーチャル空間で商品や展示物として並べることができます。

▶特長4 眠っている3Dデータが、バーチャル空間で活用できる

VMVerseは、様々3DCGツールで使われている3Dデータフォーマット(GLB)を採用しています。様々な機会に作って利用していなかったデータの再活用も可能です。

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